自分の心が何かに引っかかっている時

人生も長く生きていると、「あれ、やり残したかもしれない」と思う事柄に出くわす事があります。お世話になった人へのお礼、大切なあの人へのアドバイス。やり残したと分かっていても、今更道を引き返してやり直すのもちょっと、と気持ちの定まらない自分がいます。

 

海外留学をきっかけに、これまで経済的に支えてくれたお父さんに感謝の気持ちを伝えたいけれど、それまでの感情のもつれからどうしても素直に向き合うことができない、という方から今回は質問を頂きました。

 

気持ち、とーっても、わかります。

 

血がつながっている分、家族への感情は時にとても複雑になりますよね。ある人が、家族とは「たましいの学校である」と言っていたのを聞いて、妙に納得した事もある私です。

 

何かが心に引っかかっていてモヤモヤしている時に考えるべきは、①自分が一体何に引っかかっているのかという事と、②行動を取るタイミングです。

 

まず①何に引っかかっているのか、ということ。

 

相手に感謝の気持ちを伝えたいけれども、非難の気持ちもまだあり、感謝を述べても相手に受け入れてもらえない恐れがあるとの事ですね。ここで本当に引っかかっているのは、相手に「受け入れてもらえない」ことでしょうか、それともそれを「伝えていない」ことでしょうか。二つにはやはり明白な違いがあります。

 

100%ポジティブな人間なんていません。自分の中に感謝したい気持ちも、非難したい気持ちも両方あるのだったら、それを双方ともまず受け入れることからスタートするのはいかがでしょうか。

 

そして、本当に自分の心に引っかかっている対象に耳を澄ましてみることです。ここでは感情に意思決定させず、心の声に忠実になってみましょう。

 

そして②タイミングについて。

 

今、心のどこかに何か引っかかっているということは、今がそれをほぐしてあげるタイミングのサインだと思います。なにもご縁がない時には、そう言った気持ちは出てきませんから。

 

それがあなたの心に引っかかっているものならば、留学後ではなく、今のタイミングで表現することをお勧めします。時間は一度過ぎてしまったら後戻りしませんし、未来は今の行動の一歩によって創られていくものだからです。

 

今日の勇気ある行動が、明日の線を引いていく。質問者様の有意義な留学生活を心から願っておりますね。