自分の強みとの上手な出会い方

自分の弱みの改善にエネルギーを割く位なら、自分の強みに沿った選択をした方がいい。巷でよく聞く言葉ですが、そもそも自分の強み自体が分からない時にはどうしたら良いのでしょうか。

 

今回は、学び自体は好きなものの興味の対象がどうもバラバラで、誰にも負けない得意分野がない、というご相談について考えてみようと思います。

人 に自信を持って語れるような知識を蓄積しなきゃと思った途端に面白みがなくなり、やらされている気持ちが強まる、というご指摘は「強み」の本質を突いてい ると思います。なぜなら得意分野は、教師や上司に強制されてマスターするものではないからです。自分の好奇心の向くままに物事に挑戦を続けてきて、気付いたら、数珠繋がりのように存在する一連の知恵があった。その全体が、自分独自の強みのはずです。

 

強みを「タグ」として表現する専 門家もいます。あえて強引な設定で行きますと、たとえば自分の好きな分野にあの「お笑い」があったとします。そのおかげで有名なお笑い芸人どころか、漫才師の持ちネタや笑いのツボにまでな ぜ詳しくなってしまった。また海外に興味があり、今もこつこつ「英語」の勉強を続けている。そして現在の仕事は「営業」担当であるとします。

この「お笑い」「英語」「営業」の3つのタグがしっかり揃う人は、現在の日本に何人くらいいるでしょうか。「英語」は沢山いても、「お笑い」のツボを抑えているかとなった瞬間に え、、とまどう人は多いはずです。その逆もしかりです。外国人相手に、ユーモアを効かせた商談をさせたらこの人の右に出るものはいない、そうなったらそれ がその人の揺るぎない「強み」のはずです。

 

心に自由に探させる

一見繋がりのなさそうに見える知恵を繋げるコツは、心の向くままに動くことです。心が一つである限り、必ず興味分野には関連性が出てきます。むしろ他人に言われたり、流行のものに影響され続けたりということをしている方が、まとまりはなくなっていくでしょう。

周りの人に聞いてみる


以前ある人に、「自分が何に向いているか知りたかったら、20人の人に聞いてみればいい。その中の共通項が、あなたに向いている分野のはず」と言われたことがあります。やはり人の客観的な意見は、頼りになるものです。

自分の身近な人々に「私の強みって何かな」と聞いてみるのも一計です。思いがけない答えが返ってくるかもしれません。

環境を変えてみる

環 境を変えた時に自分のどこが反応するのかも、自分の強みを知る手がかりになります。全く知らない人々の輪に飛び込んだ時、自分の何に頼れるのか。常識が通 用しない海外に出た時に、自分のどんな部分が力を発揮するのか。週末に出かける場所や、仕事帰りに立ち寄る場所で、自分の内面をちょっと観察してみるのも 面白いと思います。