将来が不安で仕方がなくなったら考えるべき事

今回は30代前半の独身女性の方からのご質問にお答えしたいと思います。

 

真面目で努力家、これまでずっと夢であった仕事にやっと就いたにも関わらず諸事情で退職を余儀なくされ、現在5回目の求職活動中。年齢と結婚の焦り、5回も職を変えることへの周りの目線に悩み、毎日が不安で一杯との事です。今後どうキャリアを積み、また一人の女性として生きて行ったら良いのかというご質問を質問箱に受けました。

 

人生の荒波の渦中にある質問者様に私は何が言えるのか、何度も質問を繰り返し読む内に、心のベクトルの置き場所が逆だから自分を上手に見つけることができないのではないかと思うに至りました。これは、未来ではなく過去を見ている点で①、また自分が在るものではなくて無いものに意識を集中させている点で②、言えることです。

 

まず過去に一度就いた仕事が忘れられないとの点についてです。残念ながら、すでに一度起こってしまった事実は、時間をさかのぼって変える事は出来ません①。この非情な法則は、万人に例外なく平等に日々適用されています。しかしそれでも自分で変える事ができる対象が一つだけあります。それは起こってしまった事実に対する自分の意味付けです。何度悔いても変わらない対象に貴重な時間を費やすことは自分の未来にとって無意味どころか、不安を増強させる点で有害です。しかしそれを学びとして明日の人生に活かすことができれば、その意味付けを変えることができます。退職の事実も含め、そこを通り抜けたからこそ活かせる明日の可能性を考えてみることです。例えば、その仕事を経験したからこそこなせる次の仕事はないでしょうか。また次回は、退職を余儀なくされてしまうような事態を全身全霊をもって避ける等の工夫は考えられないでしょうか。

 

また、自分の欠けている部分に意識がいってしまっている点についてです②。昨晩偶然読んだ本にこのような事が書かれていました。「足りない足りないと思えば思うほど、足りない状態から逃れることは出来ない。本当に自分が欲しいと思うものを手に入れるためには、不足を何かで埋めようとするのではなく、すでに満たされている自分に目を向けることだ。幸せだから、周りの人の足りない部分に愛を注いであげる、この状態になってこそ、自分の望みは叶うのだ」と。健康な体、真面目で努力を続けることの出来る粘り強さ、得意な英語、とすでに持っている部分に目を向ければ、普通の人は質問者様をとても恵まれた人と思い、不安で夜も眠れない事など理解できないのではないでしょうか。ビジネスというツールを通じてこの自分の得意な分野で、周りの人のニーズを満たしてあげられる仕事はありませんか?

 

物欲しげな人を誰も魅力的と思わないのと同じように、本当の意味ある出会いは、自分が最も充実している時に訪れます。まだ30代前半、チャンスは「必ず」訪れます。安心して下さい。だから、その時が来ても慌てないように、今の時間を自分を徹底的に大切にすることに使ってあげて欲しいと思うのです。