自分らしく生きるために大切なこと

(c) rene magritte, peggy guggenheim museum
(c) rene magritte, peggy guggenheim museum

新年、明けましておめでとうございます。年初めのブログのテーマは何を選ぼうかと思案していた所、高校生の方からの質問が質問箱にお正月に舞い込みました(ありがとうございます!)。将来世界で活躍したい若い世代にアドバイスを、との事です。

 

自ず(おのず)から定められた運命と自ら(自ら)創り出せる未来の狭間で、選択に悩むのはどの世代の人間も同じ。迷う中で大切になるのは、つまるところ「なぜ」自分はそれをしているのかという視点です。ですので今週は、将来世界で活躍することも視野に入れ、自分らしく生きることについて考えてみたいと思います。

 

私がこれまで失敗を重ね試行錯誤しつつ学んだ事の一つは、迷ったら自分が自然に心踊ってしまう事を選ぼう、という事でした。今朝偶然、「将来を予測しようとしたり損得で考えたりせずに、自分が好きなことに投資するのがいちばん」という経営者の方の言葉を目にしましたが、これも同じ事を言っていると思います。喜びを追求することは、途中で出会う苦しい障害を乗り越える大きな力となってくれます。私の場合は、他者の可能性をこじ開けることに快感を覚えると共に、なによりも沢山の国の人々から得る発見の数々を楽しいと思う質でした。これが今でも7カ国を渡り歩き逞しく生きる原動力になってくれています。

 

そして自分が好きな事を選ぶ上で何よりも邪魔となるのが、「社会や他人からどう思われるか」という気持ちです。私も最初の就職先は自分が好きな事よりも、親が安心する職業という視点で選んでいた部分が大きかったと思います。だからこの気持ちが良く分かります。しかしこれも一度きりまで。周りの友人達も、今活き活きと活躍している人は皆、過去一度このループにはまり、そして格闘しつつもそこから抜け出ているように思います。

 

志など始めから確立させている人はいません。それは既存のものとして与えられるのではなく、試行錯誤する中でその全体像を悟るものだからでしょう。最初は檜舞台などに上がらなくても良いから、自分の好奇心に添う事を、試して試して、試し倒すことが大切だと思います。スポーツ、バックパック旅行、留学、尊敬する人の伝記や人生録、インターンシップ等試す中で、自分はこれに惹かれるなあ、と思える対象に必ず出会えるはずです。

 

舞台は世界であっても日本であっても、本質は変わりません。自分らしく生きるとは、本当に自分の心が喜ぶ事を見つけて、それを生き切る事ではないかと思います。その為には、数多くの試行錯誤とあきらめない挑戦、そして自分の心が求めるものを静かに汲み取る時間が必要なのだと思います。