日本人に、大学の留学は必要でしょうか?

昨日公開した「迷う時」のサイトに質問が沢山よせられました。ありがとうございます。まずは、高校生から頂いた質問、将来活躍の場を広げるために、海外の大学に行くべきか否か、にお答えしたいと思います。


日本人がグローバルな仕事をするために、大学の留学は必要か否か。確かに留学にかかる費用は無視できません。他方で最近は特に日本の大学は、ダメだ!という議論が多いので、迷う気持ちも分かります。どうしたら良いのでしょうか。

 

私がまず言える事は、「英語を使った仕事がしたい」という夢をより明確にしよう、ということです。英語を使って何をしたいのかを考えてみましょう。ITの専門家になりたいのか将来プロの同時通訳者になりたいのか、ジャーナリストにあこがれるのか、また国際協力の分野で働きたいのか。それぞれの分野でロールモデルになりそうな人を見つけ、その人がどのような道をたどってその仕事に辿り着いたのかを調べてみましょう。可能だったら、話を聞いてみるといいと思います。思ってもみなかったハプニングが起こるのが人生の深みでもありますが、自分の夢をクリアに想像する時間は、いくつになってもとても大切です。


また、経済的な問題については奨学金の可能性を調べてみましょう。日本の大学でも交換留学制度を備えている所があります。私自身は、社会人になって貯金を貯めて大学院で留学しました。


国境を自由に超える仕事を持つ日本人で、大学時代に留学した人は私の身辺で大体2割位でしょうか。残り5割は大学院で留学経験を持ち、他の1割は独学で言葉の壁を乗り越えています。そして最後の2割が、帰国子女と呼ばれる人々です。また逆説的ですが、彼らの99パーセントは、日本でディープな社会人経験があることも特筆に値すると思います。