東芝のスキャンダルを海外はどう見ているか

東芝、と言えば一時は、日本の優秀さを示すテクノロジーと「同義語」として扱われた時期があったはずです。その象徴とも言える組織のトップが今日、第三者委員会による報告書の公表によって辞任しました。前職の会計事務所が東芝の会計監査を担当していたと聞けば、私も心穏やかにはいられません。

 

さてこのニュースを海外は、どうみているのでしょうか。今回の会計スキャンダルについててアメリカ3誌、イギリス2誌、フランス1誌、アラブ系1誌の報道に目を通している内に、ある共通点に気付きました。麻生大臣のコメントを引用するか否か、東芝140年の歴史に触れるか否か、利益かさ上げの理由を2011年とするか2008年とするかに各紙違いはみられたものの、ただ一点において全メディアが共通して報道した点があったのでした。

 

それは、「上の者の決定には逆らう事のできない(日本の)企業風土」です。それぞれが、組織に組み込まれた以上、下の者は上の者の決定には逆らうことは出来ないという日本企業文化をそれぞれが特筆事項として挙げていたのです。

 

電機メーカーという、一見テクノロジーとイノベーションが不可欠そうな分野において、真逆の組織構造を露呈した東芝は、ある意味彼らにとっての「日本らしさ」を象徴していたのかもしれません。ダークスーツの3人が並んで頭を下げる写真が世界を駆け巡る様子は(注、お辞儀文化は世界では稀)、日本という国が2015年の今日に世界からどう見られているかを伺い知る良い材料になるのだろうと思います。