チャンスは、誰の元に舞い降りるか

過去に一世を風靡した音楽プロデューサーが、癌治療で声帯を摘出したことをニュースで知りました。

 

自分にとって人生で最も大切な声を失うことと、生きることのどちらを取るかを悩んだあげく、彼は声帯を摘出することを選んだと言います。桜の季節、声を失った彼は母校の新入生に向けてこんな言葉を残しました。

 

「自分で決めて進んで行けば、絶対に何かを得、そしてまた次のチャンスへと繋がっていく。他の誰かではなく、自分にしか出来ない事をやるんだ。」

 

まず、一点目は選択についてです。彼は、どんなに困難な選択でも、最後は自分で決めなければならないと言いました。それが困難な選択であればあるこそ、目の前はブラックボックスのように感じますが、それでも自分の選択に責任を負うのは、やっぱり自分以外にはないようです。

 

そして2点目、ガムシャラに頑張るのは自分にしか出来ない分野においてである、ということ。「意味のある努力」をする、と言い換えることもできます。代替が簡単に効いてしまう人生ではなく、自分だけの人生を歩む。そして自分にしか出来ない事かどうかは、自分の心が一番よく知っているのかもしれません。


そして最後、人生のチャンスについてです。どんなに困難でも選択を自分で行い、自分にしかできないことをガムシャラに追求していけば、次の扉が必ず開くと彼は言いました。逆に言えば、自分の選択を言い訳しつつ、誰にでもできることしかしない人生には、次のチャンスの扉は開かないということかもしれません。

 

どんなに大切なものを失ったとしても、やはり人生は生きるに値する。彼は、そんなことを伝えてくれたように思いました。